結婚詐欺師を疑ったら

詐欺師

詐欺師たちが増えている

近年は殺人や強盗、あおり運転など劣悪な事件が増えている一方、人を上手に欺いて金品を奪う詐欺事件も増えています。

高齢者を狙ったオレオレ詐欺にはじまり、災害現場などで、スキルもないのに損壊した建物の修理をするなどと弱みにつけこんで高額な資金を巻き上げる悪質なケースも横行しています。

さらに近年の婚活ブームに乗り、結婚詐欺師も増えているので十分な注意が必要です。

このように詐欺師というのは、その時代ごとのブームやその時々の環境の変化などをうまく利用するあざとさや計算高さが見て取れます。

高齢化社会だから、婚活が流行っているから、災害が起きたから、給付金が支給されるからなど、その時々の社会で取りざたされていることを活用し、人の心にうまく入り込んでくるのです。

だからこそ、騙されてしまい、お金などを支払ってしまうわけです。

結婚詐欺に遭わないために

オレオレ詐欺の場合、本人が電話を受けて怪しいと気付くか、ATMで振り込みをしようとする際や受け子が取りに来た際に周囲にいた方が気付いてあげないと、なかなかリスクを回避できず、しかも、黒幕が捕まるのは稀です。

災害詐欺も、その場ですぐに騙されてしまう方が多く、法外な金額の請求を断る判断力が働かないと損失の回避は難しいのが現実です。

これに対して、回避がしやすいのは結婚詐欺です。

婚活パーティーなどの会場で目をつけられる場合や居酒屋などで偶然知り合った人にターゲットにされるケースが多いですが、出会ったその場でプロポーズを受けてお金の無心をされるというケースは稀です。

通常は相手の好意を引き出して、まずは恋人同士になり、そこから結婚をちらつかせながら、自分の窮状や挑戦したい事業などをアピールしてお金を無心するという流れを採ります。

つまり、ほかの詐欺に比べると騙すためのスパンが長いわけです。

ということは、最終的にお金を持ち逃げされないように回避する機会や気付くキッカケも多いということになります。

結婚絡みでお金を無心されたら

経歴詐称などには気付けず、まさか騙されているとは思わなかったとしても、お金を貸してほしい、出資してほしいなどと言われたらアウトです。

これから結婚をして幸せにしてあげたい相手に対して、お金を求める行為は本来あり得ません。

普通の男性なら、お金に困っているところなど、結婚を前提にした交際相手には見せたくないところです。むしろ、隠したい事実になります。

にもかかわらず、お金を無心してくるなら詐欺の臭いがプンプンします。

お金を持ち逃げされたうえ、結婚の夢もパーにならないように、お金が絡んできたら、潔く縁を切るのが賢明です。

怪しいと感じたら身辺調査を

ですが、どうしても踏み切れない、相手を信じたいと思うなら、その事実を明らかにするために身辺調査を実施しましょう。

彼のファッションや言動と彼が言う職業がマッチしないといった場合には経歴や職業などを詐称しているおそれがあります。

経営者、医師、弁護士、一流企業のエリートビジネスマンなど、女性が結婚したいと思うような職業を詐称するケースは少なくありません。

実際には無職な場合やフリーターなケースがほとんどです。

彼の言動につじつまが合わない、なんとなくおかしいと感じても、別れる勇気が持てないなら、まずは身辺調査を依頼してみましょう。

経歴詐称かどうかは、身辺調査をすればすぐに発覚します。

それにより、彼のそれまでの話がまったく作り話であることがわかった場合やほかにも騙されている女性がいた事実などが明らかになれば、目も覚めるに違いありません。

嘘だとわかれば、きっぱりと別れ、絶対に連絡を取らないことが大切です。