探偵の料金・費用相場

浮気調査や素行調査などが必要になったときに役に立つのが探偵と言えますが、気になるのはそのコスト、「料金・費用の相場」ではないでしょうか。

探偵の調査費用はきっと安くないというイメージがあるでしょう。

ただ浮気などの不貞行為などであれば慰謝料などをパートナーや浮気相手から受け取ることも可能です。

そのため、そのまま見過ごすよりもきちんとした証拠を残して、慰謝料請求などに役立てるためにも探偵による調査はおすすめです。

今回は気になる調査料金相場がいくらくらいになるのか?をご紹介しましょう。

探偵の料金制それぞれの相場

探偵事務所で調査を依頼する場合にかかる費用は、それぞれ探偵事務所によってプラン構成が異なっています。

大まかにいうと以下にご紹介する3つのシステムのうちいずれかを採用している探偵事務所が多いです。

時間料金制の相場

時間料金制プランは「調査員1名に対する1時間の単価×調査時間×調査人数」で利用が計算されるシステムです。

調査時間の自由度が高く、調査員を追加希望すれば追加することができます。

基本的に別途成功報酬などが発生することはなく、時間制プランの場合にかかる金額はおよそ30万円から90万円程度です。

調査日数も1日~5日程度ですから、できるだけ短時間で調査の結果を出したいという方におすすめのプランといえます。

ただし、デメリットとしては調査員や調査時間が増えてしまうとそれだけ費用が高額になってしまう点です。

そのため、短期間で答えを出したいという方に向いているプランだといえるでしょう。

定額料金・パック料金の相場

こちらの定額・パック料金プランは、基本的には「調査料金と諸経費がすべてコミコミ」になっているプランとなっているケースが多いようです。

着手金、人件費などの調査料金や交通費や宿泊費、高速代などの諸経費、成功報酬などがすべて含まれています。

追加で料金を支払う必要がないプランの場合なら、後から請求がくることなく安心できる点が評価が高いプランと言えます。

定額料金・パック料金プランの場合の相場はおよそ40万円から120万円ほどですが、もう少し安いケースもあります。

このプランのデメリットはまとめて先に支払う金額が大きいという点です。

基本的に調査自体が長期間にわたるであろう場合に使うのがベストな方法でしょう。

成功報酬制の相場

成功報酬プランの場合、調査が成功してきちんとした証拠が手に入ったら成功報酬が支払われるというプランです。

成功報酬プランの場合は「着手金+成功報酬+諸経費」で構成されています。

着手金は調査の成功、失敗に関わらず調査を行うために必要な料金となります。

成功報酬プランは70万円から120万円程度の金額がかかりますが、その代わりにもし調査が失敗した場合に成功報酬を支払う義務がない点がメリットといえるでしょう。

ただし一方で失敗した場合は、証拠を得られなくても着手金は支払わなければならないのでその点が問題となります。

探偵の料金の決定要因

調査の種類と内容: 調査の種類や内容によって料金が異なります。浮気調査、背後調査、企業調査など、目的や調査の難易度によって費用が変動します。

調査の複雑さ: 調査が複雑で技術的な手法や高度な専門知識が必要な場合、料金が上昇する傾向があります。例えば、テクノロジーを駆使した追跡やデータ解析が必要な場合などが挙げられます。

調査の期間: 調査の期間が長いほど、探偵にかかる労力やリソースが増加するため、料金が高くなります。短期間の調査と比較して、長期の調査は一般的に高額になります。

使用される技術や機器: 先端技術や特殊な機器が必要な場合、それらのコストが料金に反映されることがあります。GPSトラッキング、盗聴機発見、データ解析ツールなどがこれに該当します。

探偵の経験と専門性: 探偵の経験や専門的なスキルも料金に影響を与えます。経験豊富な探偵や特定の分野で専門的な知識を持つ探偵は、その価値に応じて高い料金を設定することがあります。

地域や所在地: 料金は地域や所在地によっても異なります。都市部や交通の便がよい場所では、通勤や物品調達のコストが低くなりがちですが、地方や離島などでの調査はその分料金が高くなることがあります。

探偵の基本料金

探偵の基本料金は、様々な探偵事務所や個々の探偵によって異なりますが、一般的に以下の要素に基づいて設定されることがあります。

時間単位の調査料金: 探偵の基本料金は、通常、1時間あたりの調査料金が基準となります。この単価は、探偵の経験や専門性、地域によって変動することがあります。一般的な基本単価は、探偵業界での一般的な相場を反映しています。

初回面談料: 一部の探偵事務所は、初回の面談や相談に対して別途料金を設定することがあります。この面談では、クライアントの要望や調査の概要が詳細に話し合われ、その後の調査プランが立てられます。

調査報告書作成料: 調査の終了後、探偵は調査報告書をクライアントに提供します。この報告書作成にかかる労力や専門知識に基づいて、別途料金が設定されることがあります。

交通費や宿泊費: 調査の範囲が広がり、探偵が移動や宿泊が必要な場合、その費用がクライアントに請求されることがあります。これは通常、実費として設定されます。

使用する機器や技術の料金: 特殊な機器や先端技術を使用する場合、そのコストが別途料金として発生することがあります。GPSトラッキングデバイスや盗聴機探知機などがこれに該当します。

これらの要素は探偵業者や個々の探偵によって異なりますので、クライアントは契約前に明確な説明と見積もりを受けることが重要です。

調査の複雑さと費用の関係

調査の複雑さと費用の関係は密接であり、以下の要因が複雑さと費用に影響を与えることがあります。

情報の入手難易度: 調査が対象とする情報が入手しにくい場合、例えば機密性の高いデータや厳重なセキュリティが施された情報など、それを入手するための手間や技術的な難易度が上がり、それに伴って費用も増加します。

被調査者の行動パターン: 被調査者が慎重で行動を制限し、調査者の観察や追跡が難しい場合、その複雑さに応じて費用が上昇します。特に高度な技術が必要な場合、それに対応するための機器やノウハウが必要となります。

法的制約や倫理的な配慮: 調査が法的な制約や倫理的な問題に直面する場合、それに対応するための手続きや合法的な手法を採用する必要があります。これには追加の労力やコストが発生し、費用が上昇することがあります。

技術的な要件: 先進的な技術や特殊な機器が必要な場合、それに関連するコストがかかります。たとえば、高度な盗聴機発見機器や暗号解読の技術が必要な場合、それに対応するための装備や専門家の協力によって費用が増加することがあります。

総合的に言えば、調査の複雑さが高まるほど、専門的なスキルや技術、法的な知識が要求され、それらの要素が費用に直結することがあります。

予算に合わせた探偵の選び方

予算に合わせた探偵の選び方は重要です。以下は、予算に焦点を当てた探偵の選定に関するポイントです。

明確な目的と予算設定: まず初めに、探偵に依頼する目的をはっきりさせ、それに基づいて予算を設定します。具体的な調査内容や期間を把握し、これをもとに探偵に相談することで、適切な予算が見積もられます。

複数の見積もりの比較: 複数の探偵事務所から見積もりを取りましょう。各事務所が提供するサービス内容や料金体系を比較することで、最適な選択が可能です。ただし、単に安価なだけでなく、信頼性や実績も考慮することが重要です。

オプションや追加費用の確認: 見積もりに含まれているサービスや費用の他に、追加で発生する可能性のある費用やオプションについても確認しましょう。途中で予期せぬ費用が発生することを避けるためです。

相談の透明性: 探偵事務所との相談や打ち合わせが透明かつ円滑に行えるかどうかも重要です。相談がしやすく、調査の進捗状況や費用について適切な情報提供があるか確認しましょう。

口コミや評判の調査: 他の顧客の口コミや評判を確認することで、探偵事務所の信頼性や実績を把握できます。料金だけでなく、サービスの質やプロフェッショナリズムも考慮することが大切です。

予算に合わせた探偵の選定は、慎重かつ計画的に行うことが、満足度の高い調査結果を得るために重要です。

探偵料金の相場と地域差

探偵料金の相場は、様々な要因によって異なり、また地域によっても大きな差があります。以下にその主な要因と地域差について解説します。

探偵料金の主な要因:調査の種類: 不貞調査、背後調査、企業調査などの目的や調査の難易度によって料金が異なります。特に高度な技術や専門知識が必要な調査は一般的に高額となります。

調査の複雑さ: 調査が複雑で技術的な手法が必要な場合、費用が上昇します。例えば、高度な盗聴機の発見やデータ解析が必要なケースなどがこれに該当します。

調査の期間: 調査の期間が長いほど、料金が増加します。長期の調査は、人員や資源の追加が必要となり、それが費用に反映されます。

技術や機器の使用: 先進的な技術や特殊な機器の使用が必要な場合、それらのコストが料金に影響します。GPSトラッキング、暗号解読、盗聴機発見機器などがこれに含まれます。

地域差

都市部と地方: 都市部では探偵事務所の競争が激しく、一般的に料金が競争原理によって抑制されがちです。一方で、地方や離島などでの調査は、交通の便が悪かったり、アクセスが難しいためにコストが上昇することがあります。

経済的な差: 地域ごとの経済的な差も影響を与えます。高所得地域では需要が高まり、それに応じて料金も上昇する可能性があります。

法的制約: 地域ごとの法的制約や規制も探偵業に影響を与えることがあり、それが料金に反映されることがあります。

探偵料金の相場や地域差を考慮して、十分な比較と調査事務所の選定が重要です。

契約前に確認すべきポイント

契約前に探偵との取引を検討する際には、注意深く契約内容を確認することが重要です。以下は、契約前に確認すべきポイントです。

料金体系と見積もり:探偵の基本料金や調査ごとの料金体系を確認しましょう。
追加料金や予期せぬ費用が発生する可能性があるかを明確にします。
複数の探偵事務所から見積もりを取り、料金の相場を理解します。

契約期間と進捗報告:調査の予定期間や契約の終了条件を確認します。
進捗報告や調査の状況をどのように共有するかを確認し、透明性を求めましょう。

調査の範囲と制約:調査の対象や範囲を具体的に明記し、誤解や誤解釈を避けます。
法的な制約や倫理的なガイドラインに則っているかを確認します。

個人情報の取り扱い:個人情報の取り扱いに関するポリシーやセキュリティ対策を確認します。
個人情報の保護に関する法律や規制に則っていることを確認します。

探偵事務所の資格と実績:探偵事務所の資格やライセンスの有無を確認します。
過去の実績や顧客の評価、口コミを調査し、信頼性を確認します。

キャンセルポリシーと契約解除条件:契約を解除する場合の手続きや条件を理解し、キャンセルポリシーを確認します。
突発的な変更や緊急の場合にどのように対応されるかを確認します。

契約書の詳細:契約書の全文を理解し、曖昧な点や疑問点がないか確認します。
細かな契約条件や責任の所在を確認し、異議があれば事前に議論しましょう。

これらのポイントを確認することで、契約時のトラブルを未然に防ぎ、探偵との信頼性のある取引を実現できます。

まとめ

皆さんの状況にぴったり合うメリットに合わせながら、探偵事務所を探すとコスト面もお得に利用できます。

調査が長引きそうな場合は「定額パック料金プラン」、短期間で調査してほしい方は「時間料金制プラン」などというように使い分けましょう。