尾行調査
尾行調査とは、対象者を尾行・追跡し、住所や行動パターン、立ち寄り先、勤務先などを判明させる調査です。
嘘と真実に直結した尾行調査
尾行調査が有効な場面とはどのような場面か?
対象人物の行動に嘘があり、実際には言葉と違う行動をとっている人物にもっとも有効な尾行調査手法であるといえます。尾行調査が必要となるケースは様々存在しますが、特に需要が高いケースが「男女間の異性問題にかかわる嘘」を疑って尾行調査を実施する場面といえるでしょう。
【男女間の異性問題にかかわる嘘の例】
- 夫や妻が仕事と言って夜遅くに帰ってくる。
- 夫や妻が飲み会と称して朝帰りする回数が増えた。
- 休日になるとそわそわした様子で外出する。外出先もはぐらかされる。
また尾行調査は、対象者の住所(居所)や素行を調べる場合にも用いられます。
男女間の嘘には「思いやりある嘘」も時には存在するため一概にすべての嘘を悪いものと決めつけることはできません。相手を労わる心情や気使いから嘘をつく「大人の嘘」は良好な関係であっても存在するものです。
対して「自我を通すため嘘」の多くは、幼稚な思考から必要となるケースがその殆どといえます。
交際相手が存在していながら「他の異性との恋愛を同時進行」させるために必要な嘘をつくシチュエーション等は、まさに自我を通す為の幼稚な嘘だといえることでしょう。幼稚な嘘の多くは、簡単に真実を知ることができるものです。
探偵や探偵事務所に相談するまでもなく「その場しのぎの嘘」の多くは入念さに欠け「一言二言の質問で動揺」が如実に現れることでしょう。
もし、ポーカーフェイスを得意とする人物ならば「プロの探偵に相談し尾行調査を実施」する判断も必要性に応じて選択し、真実や人物の本質を見極める判断材料となることでしょう。
自身で尾行するハイリスク
尾行調査の相談者に多い発想に「自身で尾行し情報を得よう」という考え方をお持ちの方が存在します。
探偵や探偵事務所に尾行調査依頼した場合に発生する費用が捻出し難いと判断され、このような考えに至るのだと理解はしているのですが、両手を広げて応援……という感情には正直なりません。
その理由はいくつか存在するのですが、一番にお勧めしない理由は「対象者に警戒」されるリスクが大きいことでしょう。
プロの探偵事務所であっても一人での尾行は困難を極めます。ましてや顔を認識されている人物が一人で尾行となれば、ハイリスクは覚悟しなければなりません。このような尾行調査が原因で「警戒心が強くなり尾行調査不可」になる案件は少なくありません。
一度、警戒心をもった人物を尾行調査するには時間と費用が多く必要とされるので悪循環といえるのです。
また、「つかずはなれず」の距離で対象者にバレないように尾行するのは、思いのほか技術が必要で難しい行為です。1回で確実に証拠を掴めるとは限りませんし、多くの時間・費用を費やすことにもなってしまいます。
プロの探偵の尾行は一般人によるものとどう違う?
プロの探偵にご依頼いただいた場合、さまざまな手段で尾行を行います。
探偵の尾行は2名以上のチームで実施するのが一般的ですが、これは対象者を見失わぬよう追跡を行うためです。
追跡の際には対象者の行動や建物への出入りシーンを撮影し、行動記録として残します。調査終了後はこれらをご依頼者様へ「調査報告書」としてお渡しし、アドバイスを差し上げております。
・徒歩尾行
尾行の基本手段とされる徒歩尾行は、文字通り徒歩で対象者を追跡する技術であり、調査の現場では頻繁に用いられる方法です。徒歩尾行では、対象者を見失わないように注意深く追跡しながらも、尾行していることを悟られないように「つかず、離れず」の絶妙な距離を保つことが重要です。視線や行動が不自然になると、相手に尾行が感づかれるリスクが高まるため、探偵の高い技術が求められます。
特に、徒歩尾行は人通りが少ない場所や時間帯では難易度が上がり、追跡者が目立ちやすくなるため、経験や状況に応じた高度な判断力が必要です。経験豊富な探偵ほど、環境に合わせて適切な距離やペースを調整し、目立たない形で巧妙に追跡を行うことができます。また、周囲の状況や対象者の行動に迅速に対応し、ターゲットを見失わずに追尾するための判断力も重要な要素です。
さらに、徒歩尾行においては地形や街並み、建物の影、車や物陰などをうまく活用することが求められます。こうしたスキルは探偵にとって基礎的なものであり、状況に応じて柔軟に対応できるプロフェッショナルであればこそ、対象者に気づかれずに効率的に追跡を続けることが可能となります。
・公共交通手段での尾行
対象者が電車やバスなどの公共交通機関を利用して移動する場合、尾行者も同じ交通機関に乗り込み、追跡を続けるケースが一般的です。この場合、徒歩での尾行とは異なり、移動中の空間が限られるため、対象者に近づき過ぎたり、顔を認識されるリスクが高まります。特に、同じ車両に乗ると対象者に顔を見られる可能性が大きくなるため、尾行者は細心の注意を払って行動する必要があります。
こうした状況下では、探偵の高度な技術が不可欠です。尾行者は、対象者の視界に入らないよう、適切な距離を保ちながら、自然に周囲に溶け込むことが求められます。場合によっては、対象者が乗った車両ではなく、隣の車両や数両離れた場所から状況を確認するなど、臨機応変に対応することも必要です。また、乗り降りの際のタイミングを見計らい、対象者を見失わないように注意することも重要なポイントです。
電車やバス内では、周囲の乗客の存在も利用して、尾行していることを悟られないように行動することが大切です。例えば、新聞やスマートフォンを使って注意をそらす、あるいは他の乗客になりすますなど、プロの探偵は状況に応じてさまざまなテクニックを駆使します。こうした高度なスキルにより、対象者に「つけられている」と認識させず、スムーズに尾行を続けることができるのです。
・車両、バイク尾行
車での移動を主とする対象者を尾行する際には、探偵も車を使用して追跡することが一般的です。この場合、対象者に気付かれないような適切な距離を保ちながらも、常に視界に捉えて見失わないための高度な運転技術が要求されます。車での尾行は、特に長距離の移動や高速道路を使用するケースでは、スピード調整や車線変更のタイミングなど、細やかな注意が必要です。また、信号待ちや交差点での停車時には、対象者の車の位置を把握し続けることも重要で、冷静な判断力と反射神経が求められます。
さらに、車両尾行には対象地域の詳細な地理知識も不可欠です。特に入り組んだ道や複雑な街並みでは、地図に頼らず即座に対応できる地理的な理解が、尾行の成功に直結します。渋滞や工事などの突発的な状況に応じて、迅速にルートを変更する必要がある場合も多いため、柔軟な判断力と道路状況への洞察力が鍵となります。
一方、車での尾行が目立ちやすい場所や、狭い路地や入り組んだ街並みなどの機動力が求められる場所では、バイクを使った尾行調査が有効です。バイクは車に比べて視界に入りにくく、小回りが利くため、追跡が難しいエリアでの尾行に適しています。ただし、バイクでの尾行にも高度な運転技術が必要で、道路の状況に応じた迅速な判断と適切な距離感を保つ能力が求められます。車の場合と同様に、バイクでも対象者に気付かれないようにしながら、見失わないように追跡を続けるためには、経験豊富な探偵ならではの技術と地理知識が大いに活かされます。
探偵に尾行調査を依頼するメリットは多い
探偵事務所アーガスに在籍する探偵は、探偵としての技術・知識を学び、かつ多くの経験を積んでおります。いわば「尾行調査のエキスパート」とでも申しましょうか。
また、尾行は探偵業法で認められた「探偵」以外が行った場合、違法に問われるケースもございます。(つきまとい・ストーカー関連法や住居不法侵入罪など)ご依頼者様の代わりに探偵が追跡を行うことで、次のようなメリットが得られます。
- プロの技術や知識、豊富な経験を有している
- 初対面のため対象者に警戒されにくい
- 2名以上で追跡を行うため、見失いにくい
- 探偵は法律で尾行が認められているため、違法に問われない
- 浮気等の尾行調査を代行してもらうことで、自分の生活を変えずに証拠を得られる
- 尾行調査結果を写真、映像入りの調査報告書にまとめてもらえる
これらの特徴を鑑みると、探偵事務所へ尾行調査をご依頼いただくメリットがお分かりいただけるかと思います。
探偵がお渡しする「尾行調査報告書」の内容
探偵がご依頼者様に提出する調査報告書は、調査の詳細を時系列に沿って整理された形で記載しています。報告書の特徴は、単に対象者の行動を順番に記載するだけではなく、その行動の具体的な証拠として「写真」や「映像」などの視覚的な資料が添付されている点です。これにより、調査の結果が非常に明確であり、客観的な証拠としての強い信頼性を持つものとなります。対象者がいつ、どこに、だれと行動していたのか、建物への出入りの瞬間など、特に重要な場面を捉えた写真や映像を添えることで、依頼者のニーズに合った形で事実を証明することが可能です。
特に、尾行調査をご依頼いただく理由の多くは「不倫」や「浮気」などの不貞行為に関連しているケースが非常に多いです。配偶者が不貞行為を行っていると疑う場合、その証拠を収集することは、後々の交渉や裁判において非常に重要な要素となります。不倫や浮気が発覚した場合、特に「不貞行為」が法律上で問題とされるのは、単なる親しい関係以上に「継続的な肉体関係があったかどうか」という点が決定的だからです。この不貞行為を証明するためには、相手の自宅やラブホテル、宿泊施設に対象者が出入りしている事実や、その相手と密接な関係があることを示す証拠が必要です。
こうした証拠を効果的に収集できるのが、プロの探偵による尾行調査で作成された報告書と、その報告書に添付された写真や映像です。特に浮気や不倫は、日中ではなく夜間に行われることが多く、対象者が浮気相手と共に時間を過ごす場面や、相手の自宅やホテルに入る瞬間を捉えることが重要となります。夜間の行動は目立ちにくいと考えるかもしれませんが、探偵はそのような暗闇の中でも鮮明な証拠を収集するための技術と機材を持っているため、証拠収集においては非常に強力です。
たとえば、対象者が夜間に浮気相手の自宅に入る様子や、ホテルに出入りする瞬間を写真や映像として残すことで、その事実が確認できます。こうした証拠があれば、浮気をしているという決定的な証拠として裁判や調停において非常に有効に機能します。しかし、一般の方がこうした状況下で、自分自身で証拠を撮影することは極めて難しいです。夜間は光量が不足しているため、鮮明な写真を撮ることが難しく、スマートフォンや普通のカメラでは、暗がりの中で人物の顔や行動を鮮明に捉えることができない場合がほとんどです。
たとえ、浮気相手の家やラブホテルに出入りする様子をなんとか撮影できたとしても、その写真や映像がぼやけていたり、顔が判別できなかったり、暗すぎて状況がよくわからないものでは、証拠としての価値は著しく低くなります。証拠が不十分であると、裁判においては証拠能力が欠けていると判断されることもあるため、慎重かつ確実に証拠を収集することが重要です。
プロの探偵は、このような問題に対処するために、暗所でも効果的に撮影できる特殊な機材や技術を駆使しています。夜間や暗い場所でも高精度で撮影できる赤外線カメラや高感度カメラを用いて、本人と判別できるほど鮮明な写真や映像を撮影することが可能です。このような特殊機材と探偵の熟練した技術により、対象者の行動を正確に記録し、証拠として提出することができるのです。
したがって、夜間に行われる浮気の証拠を確実に押さえたいと考えている場合、個人での撮影ではなく、プロの探偵に尾行調査を依頼することが最も効果的で安全な選択肢となります。探偵による調査は、証拠収集の信頼性が高く、依頼者が抱える問題を確実に解決に導く力を持っています。
尾行調査のご相談は探偵事務所アーガスへ
すべての尾行調査を探偵事務所に依頼した場合、確かに高額な費用が発生することが一般的です。プロの探偵は、尾行や調査において高度な技術と豊富な経験を持ち、依頼者のニーズに応じて適切に対応します。そのため、費用はその専門的なサービスに対する対価といえるでしょう。
もちろん、依頼者自身でできることを行うことが悪いわけではありません。自分で情報を集めたり、一定の観察を試みることは場合によっては役立つかもしれません。しかし、尾行調査に関しては非常に高いリスクが伴います。自身で尾行を試みた場合、対象者に気付かれるリスクが非常に高く、最悪の場合、調査自体が無意味になってしまう恐れがあります。尾行に失敗すると、対象者が警戒し始め、今後の調査がさらに困難になる可能性も考えられます。
その点で、プロの探偵事務所に尾行調査を任せることは安心です。探偵は、対象者に気付かれずに追跡を続けるための専門的な技術や経験を持ち、さまざまな状況に応じて適切な対応を行います。徒歩や車、バイクなど、状況に応じた尾行手段を選びながら、長年の経験に基づいた冷静な判断力で調査を進めます。プロによる調査であれば、対象者に気付かれるリスクを最小限に抑えながら、確実な証拠を収集することが可能です。
費用の問題は確かに悩ましいものですが、重要な局面で確実な結果を得るためには、プロフェッショナルに任せることが最も安全かつ効果的な選択肢と言えるでしょう。
このサイトは尾行調査に特化した探偵のウェブサイトです。