探偵の宣伝

探偵は宣伝して待たねばならない

探偵は広告等により自己の存在を世間にアピールし、認知されれば問い合わせに繋がり、相談や依頼を得ることができるという、言わば「待たなければならない職業」と言えます。

いくら広告に費用を費やしても、相談の電話やメールが一本も無い日もあります。

日常生活品を購入するように需要が頻繁にある業種ではありません。

ドラマのワンシーンに出てくる個人経営の探偵事務所などでは、「昼寝している探偵」が描写されたりしますが、依頼がない状況下では現実の探偵と酷似した描写といえるかもしれません。

暇な時間をどう利用するか?で現実の探偵は存在をアピールできるか出来ないか決まると思います。

調査の合間に出来る時間を有効利用し、営業なり宣伝活動なり実働できない探偵は存在が危うくなるでしょう。

暇な日に「遊びほうけて思いのままに生活」して依頼を得られるような探偵は、現実世界にはおそらくいないのではないでしょうか。

電話帳・ポスター・チラシ

今でこそインターネットが宣伝広告の主流ですけども、以前の有力な広告方法は「電話帳広告」だったみたいなんですよね。

電話帳に広告を出せる探偵事務所が強かったと。

あとはとにかく最初の方に電話番号を掲載させるために「あ行」の名前にしていたとか。

最近見かけなくなりましたが、チラシやポスターでの宣伝も行われていました。

某探偵本部から大量の宣伝チラシを買わされてしまうため、ひたすらチラシ配りの日々を送らねばならない探偵もいたとかいないとか。

もう目的がおかしなことになっていますね・・・。

ネットの探偵宣伝は不正確・不誠実

インターネットの宣伝は自由度が高いところが良さの一つだとは思うんですが、一方でお客さんに対して不誠実な感じの宣伝も多いですね。

探偵業界で言えば、とにかく「他社よりも安い」ことをアピールしている宣伝が多いです。

「他社より安い」ならまだしも「業界最安値」などのキャッチでお客さんを呼び込もうとしている探偵事務所まで見られます。

一見安く見せかけてるだけ、なんてのはよく見かけますけども比較データもなしに「業界最安値(無根拠)」はちょっと・・・

「浮気調査成功率99%」など、根拠を示さずに済むことは堂々と数字を出していたりします。この業界は。

値段を提示しないまま安いと言ったり、比較の数字なく他社より安い、業界最安値などと言っている探偵事務所、興信所にはお気を付けください。