「解決事例から学ぶ」:探偵事務所の解決事例集


・事例1:夫の行動が怪しい…長年の不信の末に真実を突き止めた妻の物語
依頼者:40代女性(妻)
対象者:夫(会社員)
結婚年数:15年
子供:2人(中学生と小学生)
相談内容:数年前から夫の帰宅が遅くなることが増え、休日出勤も多くなった。以前は家族との時間を大切にしていた夫が、最近は会話も少なくなり、どこかよそよそしい態度をとるようになった。携帯電話を肌身離さず持ち歩き、風呂場やトイレにまで持ち込むようになったため、不信感を抱くようになった。直接問い詰めても「仕事が忙しいだけ」としか言わず、具体的な説明を避けるため、真実を知りたいと思い、探偵事務所に相談。

調査の流れ

1.面談・ヒアリング: 夫の行動パターン、疑い始めた時期、具体的なエピソードなどを聞き取り。
2.事前調査: 夫の勤務先、交友関係、生活圏などを調査。情報収集を行い、尾行調査の準備。
3.尾行調査: 夫の行動を数日間尾行。勤務後の行動、休日の過ごし方などを詳細に記録。写真や動画などの証拠を収集。
4.張り込み調査: 必要に応じて、特定の場所(例:レストラン、ホテル、相手の自宅など)に張り込みを行い、決定的な証拠を掴む。
5.報告書作成: 収集した証拠(写真、動画、行動記録など)をまとめ、詳細な報告書を作成。

調査結果

:尾行調査の結果、夫は勤務後に会社の同僚と食事に行くことはほとんどなく、特定の女性と頻繁に会っていることが判明。
:二人はレストランで食事をしたり、映画館に行ったり、時にはホテルに出入りする様子も確認された。
:張り込み調査では、二人が親密な様子で手をつないで歩いている写真や、ホテルに出入りする写真などが撮影された。
:報告書には、これらの写真や動画、行動記録などが詳細に記載され、客観的な証拠として提示された。

依頼者のその後

報告書を受け取った依頼者は、夫の不貞行為が事実であることを確信。
弁護士に相談し、離婚の手続きを進めることを決意。
報告書に記載された証拠は、離婚裁判において有利な証拠となり、慰謝料請求も認められた。

・事例2:妻の帰りが遅い…募る不安、調査で真実を知り、未来への一歩を踏み出した夫の物語
依頼者:30代男性(夫)
対象者:妻(会社員)
結婚年数:7年
子供:1人(幼稚園児)
相談内容:妻は共働きで、以前から残業で帰りが遅くなることはありましたが、ここ数ヶ月、特に帰りが遅くなる日が増え、日付が変わる頃に帰宅することも珍しくなくなりました。「仕事が忙しい」と言いますが、具体的な仕事内容を尋ねても曖昧な返事しか返ってきません。また、以前はよく話していた職場の同僚の話も最近はしなくなり、携帯電話を常に持ち歩き、入浴中も持ち込むようになったため、不信感を抱くようになりました。子供の世話もあり、直接問い詰めることもできず、不安な日々を送る中で、真実を知りたいと思い、探偵事務所に相談しました。

調査の流れ

1. 面談・ヒアリング: 妻の行動パターン、疑い始めた時期、具体的なエピソードなどを聞き取り、調査の方向性を決定。特に、妻の勤務先、帰宅ルート、交友関係などを詳しく聞きました。
2.事前調査: 妻の勤務先、帰宅ルート、交友関係などを調査。SNSなども含め、情報収集を行い、尾行調査の準備。
3.尾行調査: 妻の行動を数日間尾行。退社後の行動、休日の過ごし方などを詳細に記録。写真や動画などの証拠を収集。特に、帰宅時間が遅くなる日に重点を置いて調査を行いました。
4.張り込み調査: 必要に応じて、特定の場所(例:レストラン、バー、相手の自宅など)に張り込みを行い、決定的な証拠を掴む。今回は、妻が頻繁に立ち寄る商業施設に張り込みを行いました。
5.報告書作成: 収集した証拠(写真、動画、行動記録など)をまとめ、詳細な報告書を作成。

調査結果

:尾行調査の結果、妻は退社後、同僚と食事に行くことはほとんどなく、特定の男性と頻繁に会っていることが判明。
:二人は商業施設で待ち合わせをし、映画を観たり、カフェで長時間話をしたりする様子が確認されました。
:張り込み調査では、二人が親しげに手をつないで歩いている写真や、男性の車で送ってもらう写真などが撮影されました。
:報告書には、これらの写真や動画、行動記録などが詳細に記載され、客観的な証拠として提示されました。

依頼者のその後

:報告書を受け取った依頼者は、妻の行動にショックを受けましたが、真実を知ることができたことで、今後のことを冷静に考えることができるようになりました。
:妻と話し合いの場を持ち、調査結果を提示。妻は不貞行為を認め、謝罪しました。
:夫婦で今後のことを話し合った結果、子供のことを第一に考え、関係修復に向けて努力することを選択しました。
:カウンセリングを受けたり、夫婦で過ごす時間を作るように心がけたりすることで、徐々に夫婦関係は改善していきました。

事例3:娘からの連絡が途絶えた…親としてできる限りのことを尽くした母親の物語
依頼者:50代女性(母親)
対象者:17歳 娘(高校生)
家族構成:両親と娘の3人家族
相談内容:娘は普段から明るく、特に変わった様子は見られなかった。しかし、数日前から学校から帰宅後、自室に閉じこもるようになり、夕食もほとんど食べなくなった。声をかけても「放っておいて」と言うばかりで、会話もほとんどなかった。そして、ある朝、娘の姿が見当たらず、部屋には置き手紙があり、「少しの間、家を出ます」とだけ書かれていた。携帯電話も電源が切れており、連絡が取れない状態。心配で眠れない日々を過ごし、藁にもすがる思いで探偵事務所に相談。

探偵事務所の調査の流れ

1.面談・ヒアリング: 娘さんの性格、交友関係、最近の様子、家出に至るまでの経緯などを詳しく聞き取り、調査の方向性を決定。
2.情報収集: 娘さんの写真、連絡先、SNSアカウントなどの情報を提供していただき、調査に必要な情報を集めます。
3.聞き込み調査: 娘さんの友人、学校関係者、アルバイト先などに聞き込み調査を行い、目撃情報や手がかりを探します。
4.SNS調査: 娘さんのSNSの利用状況を調査し、交友関係や行動パターン、居場所の手がかりなどを探します。
5.足取り調査: 必要に応じて、娘さんの行動範囲を特定し、防犯カメラの映像などを確認して足取りを追跡します。
6.張り込み・尾行調査: 情報に基づいて、娘さんがいる可能性のある場所に張り込みや尾行を行い、居場所を特定します。
7.報告書作成: 収集した情報をまとめ、詳細な報告書を作成し、依頼者に報告します。

調査結果とその後

:今回の事例では、SNS調査から娘さんがネットを通じて知り合った年上の男性と連絡を取り合っていたことが判明。
:その男性のSNSを調査した結果、娘さんと一緒にいる可能性が高い場所が特定されました。
:探偵がその場所へ向かうと、娘さんと男性が一緒にいるのを発見。
:無事に娘さんを発見し、母親に引き渡すことができました。

事例4:つきまとい行為に長年悩まされていた女性の物語
依頼者:20代女性(会社員)
相談内容:数年前から、誰かに見られているような感覚があり、最近では自宅周辺で不審な人物を見かけるようになった。通勤途中や帰宅時にも後をつけられているような気がする。無言電話やSNSでの嫌がらせも受けるようになり、日常生活に支障をきたしている。警察に相談したが、具体的な証拠がないため、積極的な捜査は難しいと言われた。不安で眠れない日々が続き、探偵事務所に相談。

調査の流れ

1.面談・ヒアリング:被害状況、ストーカーの特徴(服装、年齢、性別など)、疑わしい人物、過去の人間関係などを詳しくお伺いし、調査の方向性を決定します。
2.事前調査: 周辺環境の調査、情報収集(公開情報、SNS情報など)を行い、尾行・張り込み調査の準備をします。
3.尾行・張り込み調査: ストーカーの行動を監視し、証拠を収集します。この際、法的範囲内で最大限の証拠収集を行います。
4.聞き込み調査: 必要に応じて、周辺住民や関係者への聞き込みを行い、情報収集を行います。
5.データ分析: 収集した情報を分析し、ストーカーの特定や行動パターンの把握に役立てます。
6.証拠分析・報告書作成: 収集した証拠を分析し、詳細な報告書を作成します。報告書には、写真、動画、日時、場所などの情報が詳細に記載されます。

依頼者のその後

報告書を受け取った依頼者は、調査結果の内容に応じて、以下のような様々な対応を取ることができます。
1.ストーカーの身元が判明し、証拠も十分に揃っている場合:
:警察への被害届提出:報告書は有力な証拠となり、警察の捜査がスムーズに進むことが期待できます。
;法的措置:弁護士に相談し、接近禁止命令の申し立て、損害賠償請求などの法的措置を検討します。
:安全対策:引っ越し、連絡先の変更、防犯カメラの設置、防犯ブザーの携帯など、今後の安全対策を講じます。
:精神的ケア:精神的な苦痛が大きい場合は、カウンセリングを受けることも有効です。

2.ストーカーの身元は特定できたものの、証拠が十分ではない場合:
:追加調査の検討:探偵事務所と相談し、追加調査が必要かどうかを検討します。
:警察への相談:証拠が不十分であることを伝え、今後の対応についてアドバイスを求めます。
:警戒の継続:ストーカーに対して直接的な接触は避け、身の安全を第一に警戒を続けます。

3.ストーカーの特定に至らなかった場合:
:調査方法の見直し:探偵事務所と相談し、調査方法の見直しや追加調査が必要かどうかを検討します。
:警察への相談:パトロールの強化などを依頼することも検討します。

事例5:結婚相手の素性に不安を感じた女性の物語
依頼者:30代女性
対象者:婚約者(会社員)
交際期間:1年
相談内容:婚約者とは知人の紹介で知り合い、交際期間も1年と短いため、相手のことを十分に理解しているとは言えないと感じていた。婚約者自身は優しく誠実だが、過去の経歴や家族関係について話したがらないことが気になっていた。結婚を控えている今、不安を解消し、安心して結婚生活を送りたいと思い、探偵事務所に相談。

調査の流れ

1.面談・ヒアリング: 調査したい内容、不安に感じている点などを詳しく聞き取り、調査の方向性を決定。
2.情報収集: 依頼者から提供された情報(氏名、生年月日、勤務先など)をもとに、各種データベースや公開情報などを活用して情報収集を行います。
3.聞き込み調査: 必要に応じて、対象者の知人、友人、近隣住民などに聞き込み調査を行い、対象者の人物像や評判などを調査します。
4.尾行・張り込み調査: 必要に応じて、対象者の行動を尾行したり、特定の場所に張り込んだりして、生活状況などを調査します。
5.報告書作成: 収集した情報をまとめ、詳細な報告書を作成し、依頼者に報告します。

調査結果とその後

:今回の事例では、調査の結果、婚約者が過去に多額の借金を抱えていたことが判明。
:依頼者は、婚約者と話し合った結果、結婚を延期し、借金問題を解決してから改めて結婚について考えることにしました。

事例6:騒音に長年悩まされていた男性の物語
依頼者:40代男性(会社員)
相談内容:数年前から、隣家の住人が出す騒音(深夜の音楽、大声での会話、ペットの鳴き声など)に悩まされている。直接注意したが改善が見られず、管理会社や自治会に相談しても対応が不十分。警察にも相談したが、現行犯でないため積極的な対応は難しいと言われた。睡眠不足や精神的なストレスが蓄積し、日常生活に支障をきたしているため、探偵事務所に調査を依頼。

調査の流れ

1.面談・ヒアリング:トラブルの内容、発生時期、頻度、これまでの対応などを詳しく聞き取り、調査の方向性を決定。
2.事前調査: 周辺環境の調査、情報収集などを行い、調査の準備。
3.証拠収集: 騒音の録音、写真や動画撮影など、客観的な証拠を収集。
4.聞き込み調査: 周辺住民への聞き込みを行い、情報収集。
5.証拠分析・報告書作成: 収集した証拠を分析し、詳細な報告書を作成。

依頼者のその後

報告書を受け取った依頼者は、調査結果の内容に応じて、様々な対応を取ることになります。
・管理会社や自治会への再交渉: 報告書に記載された客観的な証拠を提示することで、より具体的な対応を求めることができます。
・警察への被害届提出・相談: 証拠が揃っていることで、警察もより積極的に対応してくれる可能性があります。
・弁護士への相談: 法的な措置(民事訴訟、差止請求など)を検討する場合、弁護士に相談し、アドバイスを受けます。
・調停・示談: 裁判に至る前に、当事者間での話し合いによる解決を目指す場合、調停や示談という方法もあります。

事例7:婚約者の金銭感覚に不安を感じた女性の物語
依頼者:30代女性(会社員)
対象者:婚約者(会社員)
交際期間:2年
相談内容:婚約者とは2年の交際を経て結婚を考えているが、以前からお金の使い方が少し気になっていた。ブランド品をよく購入したり、頻繁に飲みに行ったりする割には、貯金の話をすると曖昧な返事をすることが多かった。結婚後の生活設計を立てるにあたって、金銭感覚のズレは大きな問題になる可能性があると考え、不安を解消するために探偵事務所に調査を依頼。

調査の流れ

1.面談・ヒアリング: 婚約者の金銭感覚について気になっている点、調査したい内容などを詳しくお伺いし、調査の方向性を決定します。
2.情報収集: 依頼者から提供された情報(氏名、生年月日、勤務先など)をもとに、公開情報、信用情報機関への照会(法的に許される範囲内)、周辺への聞き込みなどを行い、情報収集を行います。
3.行動調査: 必要に応じて、対象者の行動を調査し、金銭の使い方や生活状況などを把握します。
4.証拠分析・報告書作成: 収集した情報を分析し、詳細な報告書を作成します。報告書には、借金の有無、金額(判明した場合)、借金の理由、金銭トラブルの有無、収入と支出の状況、ギャンブルや浪費の傾向などが記載されます。

依頼者のその後

報告書を受け取った依頼者は、調査結果の内容に応じて、以下のような対応を取ることになります。
1.借金がない、または少額の場合
安心して結婚準備を進めることができます。
報告書の内容を参考に、結婚後の生活設計を具体的に話し合うことができます。

2.多額の借金がある、または借金の理由に問題がある場合
婚約者と話し合い、借金問題の解決に向けて協力するかどうかを検討します。
結婚を延期または中止することも視野に入れます。
必要に応じて、弁護士やカウンセラーなどの専門家に相談します。

3.ギャンブルや浪費の傾向が強い場合
婚約者と話し合い、改善を求めるか、専門家の助けを借りることを検討します。
結婚後の金銭管理について、明確なルールを定めることを検討します。